2025年2月10日、新潟市で一人の50代女性がボツリヌス菌による食中毒を発症したことが報告されました。彼女は昨年11月頃に購入した要冷蔵食品を常温で保管し、数カ月後に食べた結果、全身に麻痺症状が現れ、緊急治療を受ける事態となりました。
何が起こったのか?
この女性は、去年11月頃、新潟市内の食料品店で密封容器に詰められた要冷蔵の総菜を購入しました。しかし、冷蔵保存すべき食品を自宅で常温に放置。その後、1月20日、彼女はこの食品を食べ、ブルーチーズのような異臭を感じたにもかかわらず摂取した結果、21日早朝から目がチカチカしたり、口が渇いたりする症状が現れました。症状が悪化すると病院に搬送され、国立感染症研究所の検査でC型ボツリヌス毒素が確認されました。
ボツリヌス菌とは?
ボツリヌス菌は嫌気性菌であり、酸素が少ない環境で増殖し、強力な毒素を産生します。この毒素は神経毒素として知られ、摂取すると筋肉の麻痺や呼吸困難を引き起こすことがあります。特に密封包装された食品を冷蔵せずに保存すると、菌が増殖しやすくなります。
予防策
- 正しい保存方法を確認する:商品のラベルや表示に従って食品を保存しましょう。特に「要冷蔵」と書かれているものは必ず冷蔵庫で保管してください。
- 変色や異臭に注意:食品が膨張していたり、異常な臭いがする場合は絶対に食べないようにしましょう。
- 適切な加熱:ボツリヌス毒素は高温で不活性化されるため、食品を食べる前に十分に加熱することも重要です。
結論
今回の事件から学ぶべき教訓は、食品の適切な保存方法を遵守することの重要性です。特に要冷蔵食品を常温で保管することは、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。皆さんも食品の保存には十分注意し、安全な食生活を送りましょう。
新潟市ボツリヌス食中毒 – ネットの声
新潟市で発生したボツリヌス食中毒に関するネット上での反応をまとめました。
コメント一覧
- 「新潟とはいえ常温保存ならそらそうよとしか言いようがない。ボツリヌス菌は嫌気性で密封はしっかりしてる証拠なんだな。ブラックジャックのおかげで知ってる。」
- 「常温で2か月放置して食べる????? 色々やばいな。」
- 「新潟の晩秋なんて室内も冷蔵庫みたいなもんだけど、さすがに無茶だよ」
- 「要冷蔵、常温保存で2ヶ月以上……チャレンジャー過ぎんか…」
- 「じゃもう食べ物の安全は崩壊したな。どんな方法使っても免れないじゃありませんか。一番いいのは買ってすぐに食べることですね。」
- 「いや、、そんなもん匂いだけじゃなくて、見た目も、気付かない事ある?😅」
- 「身近に要冷蔵の食品を常温でくれる人がいて、うちの子に私の目を盗んで無理矢理食べさせようとするから気がぬけない。」
これらのコメントは、ネット上で見られる一般的な反応を反映していますが、個々の意見は多様です。食中毒のリスクに対する認識や警鐘、そして食品管理の重要性についての意見が見受けられます。
参考記事:https://www.yomiuri.co.jp/national/20250210-OYT1T50145/